モヤモヤに包まれていた仕事を見つめ直せた。ミートキャリアで気づいた”自分の強みの活かし方”

大学教員として勤めて9年になるN.Kさん。研究に時間を割けず、業務に追われる日々の中で、「仕事のすべてが嫌になっていた」と話します。
転職サイトに登録しても納得のいく答えが得られずにいた中で出会ったのが、ミートキャリアのキャリアプログラムでした。セッションを通して、自分の力を“教員としてのスキル”ではなく“どんな仕事にも持ち運べる力”として捉え直せたことで、今は副業としてクリエイターの仕事に挑戦する準備を進めています。
受講を経て「仕事だけでなく、人生そのものを自分の手で組み立てていける」と気づいたN.Kさんに、プログラム受講のきっかけや感想、今後の展望などを伺いました。
疲労や不満が溜まり、すべてが嫌になっていた
――まずは自己紹介をお願いします。
東京都在住の39歳で、夫と小学1年生、年中の子どもの4人家族です。大学院を修了後に大学教員として働き始め、今年で9年目。学生時代のアルバイトも大学の非常勤職員や研究のお手伝いばかりだったため、これまでのキャリアはすべて大学関係の仕事です。
――ミートキャリアを受講する前のお悩みを教えてください。
大学教員というと「好きなことを仕事にしている」と思われがちですが、私の場合は決してそうではなくて。学生時代から研究に取り組む中で、「まだやれる」と自分のスキルアップを突き詰めてきた結果、気づけばこの職に就いていたという感覚が近いです。
しかし、いざ大学教員として働き始めると、授業や事務業務に追われて研究の時間が思うようにとれず。先輩たちから話は聞いていたものの、実際に働いてみるとそのギャップは想像以上でした。
研究に時間が使えず、業務に追われる日々が続くことが本当に辛く、疲労と不満が溜まりに溜まり……。年齢的にももうすぐ40代になるタイミングで、このままでいいのだろうかと悩み、転職が頭をよぎるようになっていました。
転職活動をしても見つからなかった「納得感」
――実際に転職活動も始めていたのでしょうか。
はい。転職サイトに登録し、複数のキャリアアドバイザーと話しました。しかし、私が抱える悩みを解決できるような糸口は掴めなくて。あるアドバイザーからは、「40歳になる前にまずは履歴書を出してみましょう。選考に通るか見てみたい」と言われたんです。
正直、「え、いきなりそこから?」と少し戸惑いましたね。私は、これからどうやって働いていくかを含めて話がしたかったため、噛み合わない感じがしてしまい、相談してもあまり意味がないのかもしれないと思いました。
――ミートキャリアのことはどのように知ってくださったのですか?
たまたまWebで見かけたのが最初のきっかけです。そこから無料相談会に申し込んで話をしたときに、トレーナーの池田さんが「転職するにしても現職に残るにしても、納得感を持って働けるようになるまでサポートします」と言ってくれて。
「転職を前提としないキャリアコーチング」ということで、これまで話していたキャリアアドバイザーの方たちとは違うアプローチだったのがよかったですね。
池田さんご自身も今の私と同年代のときに転職を経験していたことや、人材業界での経験が豊富な点も魅力に感じ、「ここなら何かが変わるかもしれない」と感じて受講を決めました。
仕事もプライベートも「−100点」からのスタート
――印象に残っているセッションやワークを教えてください。
「仕事とプライベートの満足度を点数で表す」といったワークがあり、そこで私はどちらも”-100点”をつけたんです。しかもその理由を、細かい部分も含めてこれでもかと書き出してしまって。思わず心配になって、トレーナーさんに「愚痴みたいなことをたくさん書いてしまったんですけど大丈夫ですか?」とメールしたほどです(笑)。
でもトレーナーさんは否定せず「ここまで具体的に書き出して共有してくれたことが、まず大事な一歩です。ここからがスタートですよ!」と受け止めてくれて。それがとても印象に残っています。
さらに私が書いた内容を客観的に分析してくれて「これは業務負担が多すぎますね」「チームの人数が足りないですね」などとフィードバックしてくださったんです。それによって私自身も「この不満は感じてもいいんだ。正当な感覚なんだ」と思えたのがありがたかったです。
――ほかにも、セッションを通して気づいたことはありますか?
意外にも「今の仕事にも気に入っている部分がある」と気づけたのが大きかったです。セッションやワークで私の特性や価値観を深堀りしていった結果、裁量がある働き方がとても好きだとわかりました。その状態が居心地が良いですし、自分の力を一番発揮できる。
その点、今の仕事は裁量がとても大きいんですよ。自分で授業内容や評価方法を決められるし、学生に合わせて運用も変えていける。
今までは「もう全部が嫌です!」と思っていたのですが、自分でクリエイティブに仕事を組み立てていけるところは実はとても気に入っていると気づけたのは、大きな発見でした。良いところもあるなら、ほかの部分をどうしようかと少し前向きに考えられるようにもなりました。
――それは大きな変化ですね。
そうですね。それまでも職場に要望を伝える機会は0ではありませんでしたが、組織が大きすぎるゆえに、私1人の希望はほぼ通らないに等しい状況でした。
子どもが小さいから授業を1コマ減らしたいと相談しても「それは大変だよね」とたしなめられて終わる、といったように。私も、みんな同じ条件で働いているから、自分だけ希望を通すなんて到底無理だと諦めていました。
でも今は、すべては変えられないとしても、何か一部分は変えられるのではないか、といった視点で物事を捉えられるようになりました。
たとえば、出勤する曜日は変えられないけれど、担当する科目や時間割なら変更できるかもしれない。ダメかもしれないけれど、まずは相談してみようと行動に移せるようになりました。
”言葉”で表せたことで、モヤモヤが小さくなった
――改めて、受講を振り返った感想を教えてください。
これまでも本を読んだりツールを使ったりして自己分析をしてきましたが、どれも「あなたにはこんな能力があります」と書かれているだけで、実感がわきませんでした。「本当かな?」と疑って終わってしまう感じでしたね。
でもミートキャリアでは、自己分析の結果をもとに、トレーナーさんが私の具体的な業務に照らしてフィードバックをしてくれるんです。
たとえば「交渉力があります」と言われたときも、最初はピンとこなかったのですが、「学部同士の調整をしてカリキュラムを組んでいるのは、まさに交渉力を使っている証拠ですよ」と言われて、初めて「確かにそうかもしれない」と思えました。
これって、自分で本を読むだけでは絶対にわからないんです。トレーナーさんが私の具体的な仕事の状況を踏まえた上でフィードバックしてくれてはじめて、「私はこの能力があるんだ」と納得できるんですよね。ミートキャリアでは、そうしたたくさんの「言葉」をもらったのが印象的でした。
もちろん、今でも仕事に対して「嫌だな」と思う瞬間はあります。でも、自分の価値観や能力を言葉で整理できるようになったおかげで、日々の仕事でも「私は今、〇〇力を使ってきちんと対応できた」と思えるようになりました。自己肯定感も得られますし、自分の力で仕事に貢献できている感覚も持てるようになりました。
今までは何もかも「嫌」で包まれていたけれど、今はモヤモヤが少し小さくなって、自分でも扱えるくらいのサイズになった気がしています。
――今後の展望を教えてください。
実は、元々はクリエイター系の仕事に就きたかったんです。しかし周囲の反対もあり、断念した過去があって。今となっては教員以外の経験もないですし、「絵を描くのは好きだけれど、趣味で楽しむしかないかな」と思っていました。
そんな中でミートキャリアを受講して、「自分が持っている特性や能力を、今はたまたま大学教員として使っているだけなんだ」と気づけたのは大きかったです。私が持っている力は“教員に限ったスキル”ではなく、“どんな仕事にも持ち運びできる力”なんだと理解できたことで、視野が一気に広がりました。
おかげで、「クリエイターの仕事に挑戦することも、無理じゃないのかもしれない」と思えるようになりました。一般的な転職エージェントだったら、40代で大学教員からクリエイターへ転職したいなんて、絶対に言えなかったと思います。でも、ミートキャリアでは自分の特性や価値観に基づいて選択肢を考えられたからこそ、自然とそう思えたんです。
今は副業としてクリエイターの仕事ができるかどうか、現職の制度を確認しているところです。もし難しければ、副業ができる職場への転職も視野に入れています。どちらに進むにしても、柔軟に働き方を考えられるようになったのは、ミートキャリアのおかげだと感じています。
ミートキャリアのサービスを検討している方へ
ーー最後に、ミートキャリアを検討している方へメッセージをお願いします。
これまでの私は、「人生=仕事」という感覚でした。家に帰ってからもメールを開いたり、授業評価のことを考えたり、寝ても覚めてもずっと仕事のことで頭がいっぱい。セッションの中で「本当は子どもにおかえりと言いたいのに、忙しすぎて言えない」とボロボロ泣いたこともあります。
しかし、そうして本音を口に出したことがきっかけで、自分を客観視できるようになり、「もしかしてそんな状態をつくっていたのは私自身かもしれない」と気づくことができました。誰に言われたわけでもなく、自分自身が常に仕事を考えてしまう習慣をつくっていたんですよね。
そう思えたことで、少しずつ働き方と生活を分けて考えられるようになりました。自分の人生を舵取りするのは自分自身。仕事だけではなく、人生そのものを総合的に組み立てられるようになるのも、ミートキャリアの良いところだと感じています。
もちろん、決してお手頃な買い物ではないため、申し込みに迷う人も少なくないかもしれません。私もそうでした。でも今振り返って思うのは、「-100点」のモヤモヤを抱えたまま過ごし続けなくてよかったということ。
もし今、モヤモヤを抱えて立ち止まっている方がいたら、ぜひ一度トレーナーさんと話してみてほしいです。そうすればきっと、納得感を持ってこれから先の人生と向き合えるようになるのではないかと思っています。
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