はじめての転職活動手順|具体的ステップと行動ポイント徹底ガイド

はじめての転職活動手順|具体的ステップと行動ポイント徹底ガイド

「転職活動、なにから始めたらいいのかわからない……」
「いつまでに退職の意思を伝えたらいいの?」

はじめての転職活動を前に、どのように進めたらいいのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、転職をするときの手順を具体的にご紹介しています。はじめての転職での失敗例もまとめているので、転職活動に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

目次

転職活動の平均期間は?

転職活動の平均期間は「3~6ヶ月」です。ただし、転職先への希望条件、ご自身のスキル・年齢などにもよります。

2020年に行われたビズリーチの調査によると、転職活動の期間が「1ヶ月~3ヶ月未満」と回答した人は、20代では46.2%、50代では27.7%でした。転職を始める年齢が上がるほど、転職先で求められるスキルも上がります。求人で出されるポジション数も減るため、結果的に転職活動にかかる期間も伸びる傾向にあると考えられます。

退職の意思は、遅くとも退職希望日の1~2ヶ月前には伝えるのが一般的です。正社員の場合、会社の承認がなくても、退職を申し出た日から起算して原則14日経過すると退職できます。場合によっては現職から引き留めを受ける可能性もあるため、退職理由は十分に準備しておきましょう。

参考:転職活動の期間|ビズリーチ調べ

転職活動は在職中?退職後?メリット・デメリットを確認

転職活動をスタートさせるのは、在職中と退職後のどちらがいいのでしょうか。実は、在職中・退職後どちらにもメリット、デメリットがあります。現職企業の業務環境やキャリアの希望とあわせて検討してみてください。

在職中の転職活動

メリット:生活の心配がない

在職しながら転職活動をする場合、生活の心配がありません。転職活動中は、生活費だけでなく、交通費や書類代などの経費もかかります。金銭面に不安があると、妥協して転職先を決めるということにもなりかねません。「貯金を切り崩しながらの転職活動は、先行きが不安」という方は、在職しながらの転職活動がおすすめです。

デメリット:多忙になる

現在の仕事もこなしながら転職活動を進めるため、プライベートの時間を削る必要があります。有給休暇が取りにくい会社や、残業が多い業務形態の場合、選考の都合がつかずに転職活動が長引くこともある点にも注意しましょう。

退職後の転職活動

メリット:転職活動一本に集中できる

退職してからの転職活動は、活動一本に集中できることが最大のメリットです。業務との両立や、転職活動をしていることが周囲にバレないかなど、在職中の会社を気にせずにのびのびと転職活動ができます。自己分析や資格取得にも時間を使えるため、キャリアの方向性を再検討したい方にもおすすめです。

デメリット:退職後のブランクが長引くと不利になる

退職してからのブランク期間が長引くと、採用担当者に不審に思われる場合があります。退職理由に疑問を持たれることもあるので、ブランク期間にしてきたことを具体的に説明できるようにしておく必要があります。

転職の方法とは

現職との兼ね合いを決めたら、次に「どのような方法を使って転職を進めるか」を決めましょう。転職の方法のうち、ここでは「転職サイト」「転職エージェント」「直接応募」「ビジネスSNS」「リファラル応募」の5つをご紹介します。

①転職サイト

転職サイトとは求人広告が掲載された無料会員制サイトのことです。大手の転職サイトには「リクナビNEXT」「マイナビ転職」といったものがあります。業種や性別、地域など、属性に特化したサイトもあるので、ご自身の転職希望に合わせて選べます。転職エージェントとは違いコンサルタントはつかないので、自分のペースで就職活動を進めたい人におすすめです。

②転職エージェント

「リクルートエージェント」「doda」などの転職エージェントサービスを利用して転職活動を進める方法です。1人ひとりにコンサルタントがつき、企業とのマッチングから退職手続きまでサポートを受けられます。離職率や福利厚生制度など、企業に直接質問しにくいことも、コンサルタントに気軽に質問できるので便利です。

③直接応募

企業の採用ページから、直接応募をする方法です。サイトやエージェントに登録する必要がないので、応募する企業がすでに決まっている方にはおすすめです。募集職種のページでは、実際に働く社員のインタビューなどが掲載されている場合もあります。他の転職サービスから応募する場合も、採用ページはチェックしておくとよいでしょう。

④ビジネスSNS

「Wantedly」のような、就職・転職のためのマッチングSNSを「ビジネスSNS」と言います。一般的な転職サービスよりも、企業の雰囲気や社員の声を知ることができます。ただし、気になる求人に自分からエントリーし、こまめにやりとりする必要があります。エントリーしても返事がない場合も多いので、初めて転職をする方にはハードルが高いかもしれません。

⑤リファラル応募

リファラル応募とは、友人・知人からの紹介による応募方法です。すでに企業で働いている人が「この人とならマッチしそう」という人を紹介するため、企業側としても安心感があります。応募者もミスマッチを減らせるので、入社してからの定着率が高いと言われています。

転職活動の具体的なステップと行動のポイント

では、実際に転職活動をスタートする際にはどのようなステップを踏めばいいのでしょうか。行動のポイントも合わせてご紹介していきます。

準備

①自己分析・ライフキャリアプランの作成

企業選びを始める前に、まずは「自己分析」からスタートしましょう。転職の目的を明確にすることで、就職活動に軸が生まれます。

加えて、「ライフキャリアプラン」も考えておくといいでしょう。ライフキャリアプランとは、中長期の視点で考える転職の目的です。「将来どうありたいか?」を言語化し、そのうえで「ありたい姿と現在のギャップを埋めるためにはどうしたらいいか?」を考えてみてください。

②情報収集

自分のキャリアの方向性が見えてきたら、それをもとに情報収集をしましょう。転職希望の企業が所属する業界や、業種を調べます。新聞やニュースサイト、四季報などから、代表的な企業や市場の将来性をリサーチし、他業種・他企業と比較・検討してみてください。転職フェアに参加するのもおすすめです。

③転職手段の決定

就職エージェントにお願いするのか、就職サイトに登録するのか、直接応募するのか……どのような方法で転職活動を進めるのかを決めます。はじめて転職活動をする方から「たくさんのサービスに登録して、スカウトのメールだらけになってしまった」という声も聞きます。やみくもに手を出さず、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

応募

①応募書類の作成

応募したい企業を絞ったら、書類を作成しましょう。転職活動では、「履歴書のみ」と記載がある場合以外は「履歴書」「職務経歴書」をセットで提出します。他企業で使用した書類を使う場合は、提出先の企業に合わせて内容を更新してくださいね。

特に「職務経歴書」は決まったフォーマットがないことがほとんどです。自分の魅力が最大限に伝わる内容を、企業に合わせてカスタマイズしましょう。

②筆記試験対策

企業によっては、筆記試験を行うところもあります。筆記試験の種類は、一般的には「能力・性格検査」「一般常識」「論文・専門領域」の3つです。事前に試験内容を確認し、対策をしておきましょう。

選考・面接

①面接日程調整

転職での採用面接は、1社につき最終面接まで1~3回の場合が多いです。現職を続けながら転職活動している方は、業務と折り合いをつけながら調整します。複数の企業の選考・面接を進める場合は特に、無理・無駄のないスケジュールを組む必要があります。

②面接対策

企業にもよりますが、面接は一般的には人事・責任者・役員などが担当します。「志望動機」「転職の理由」「自己PR」といった基本的な質問にはスムーズに答えられるよう、事前に練習しておきましょう。

③オンライン面接の準備

最近では、オンラインで面接を行う企業も増えています。オンラインツールの準備や動作の確認は事前に済ませておきましょう。また、オンライン上での聞き取りやすい話し方、表情の作り方なども練習しておくと安心です。

内定・交渉

①内定承諾

内定が決まったら、労働条件通知書を確認し、承諾するかを決めます。現職を続けるかも含めて、後悔のない道を選びましょう。入社する企業が決まったら、現職企業に退職申し出期間を確認の上、内定承諾書を提出し、入社日・退職日を確定します。

②交渉

働き方や条件面についてすり合わせる場合は、なるべく応募する前に交渉してください。エージェントを利用する場合は、エージェント経由で条件交渉してもらうとスムーズです。例えば、以下のような条件交渉が考えられます。

・制度の利用
福利厚生制度、働き方の柔軟性など、制度があるかどうかに加えて確認したいのは「利用率」です。制度があっても、利用しにくい環境で、実際には使えない可能性もあります。勤務がスタートしてからの動きをすり合わせておきましょう。

・給与
転職先での給与決定には「企業の給与規定に合わせて決定」「前職の年収を参考にして決定」という2つの視点があります。残業代の支給、賞与の規定も含めた年収ベースで交渉しましょう。給与額の内訳、計算方法なども確認しておくと安心です。

退職準備

現職企業に退職の申し出をし、退職の手続きをします。後腐れなく退職するために、大事なポイントをまとめました。

①なるべく丁寧に切り出す

直属の上司にアポイントを取り、「突然申し訳ございません。退職させていただきたく、お時間をいただきました」など、丁寧に退職の意思を伝えましょう。

②強気で交渉する

退職の意思表示、退職の交渉は強気で進めます。引き留められても退職の気持ちは揺るがないということを伝えましょう。上司が納得してくれそうな退職理由をあらかじめ考えておくのもおすすめです。

③現職への不平不満は言わない

円満に退職したいのであれば、不平不満や愚痴は言わないのが一番です。「改善するから、残ってほしい」など、引き止めの口実になる場合もあります。

④十分に引継ぎをする

退職までのスケジュールを明確に示すなど、後続の社員に配慮して動きましょう。転職先への入社日、有給消化との兼ね合いも考えつつ、ゆとりをもって退職準備ができるといいですね。

はじめての転職で失敗してしまう行動3つ

はじめての転職で失敗してしまう行動を3つにまとめました。はじめて転職活動に挑戦する方は、行動し始める前にまずチェックしてみてください。

1.自己分析前に転職エージェントに行く

転職エージェントは、法人採用を支援するビジネスです。利用者の転職が成功しないと、エージェントには報酬が入りません。そのため、転職エージェントとの面談はあくまでも「転職前提」。まだ転職するか決めていない方は、登録してもうまく活用しきれないかもしれません。転職エージェントは「転職の支援」を受ける場所というつもりで利用しましょう。まずは自己分析を行い、自分自身でキャリアの方向性を決めておくことが大切です。

2.退職時期を決めて転職活動を行う

「絶対に〇ヶ月までに転職活動を終える」「〇月に退職する」など、期限を区切って活動すると、妥協した転職活動になる場合が多いです。ある程度の目安を決めて活動するのはよいですが、厳密に締め切りを作りすぎないほうがよいでしょう。オススメは、転職意向の有無にかかわらずゆるく市場を見ておくこと。いざという時、スムーズに動けます。

3.事前準備を飛ばして応募から活動を始める

事前準備をせずに、いきなり求人に応募しようとしていませんか?「なんのために転職するのか?」という軸を定めてから動き出さないと、転職迷子になる危険があります。やみくもにサイトやエージェントに登録し、おすすめ求人に振り回されてしまうパターンも多いです。まずは、「自己分析」「ライフキャリアプラン」を作成し、事前準備をしましょう。

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この記事を書いた人

2児ママ× 元国語教員×ライター。私立中高一貫校講師→公立中正規教員→私立高校講師×ライターを経て、2023年フリーランスに転職。持続可能に「好き」を楽しむ生き方を目指して活動している。5歳・3歳兄弟を育児中。趣味は手帳を書くこと、専門は古典文学。

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