向いている仕事がわからない！働きながらより良い転職先を見つける方法とは
「転職したいけれど、向いている仕事がわからない」
「転職する前に、自分にはどんな仕事が向いているか知りたい」
「自分に向いている仕事の見つけ方を知りたい」
せっかく転職するなら、自分に向いてる仕事に就きたいもの。しかし、自分がどのような仕事に向いているかを、考えたことがない人も少なくないでしょう。自分の適職を知らずに転職をしてしまうと、「こんなはずじゃなかった」と後悔することにもなりかねません。
この記事では、5,000人以上のキャリア支援をしてきたミートキャリアが、向いている仕事がわからない人向けに、向いている仕事の条件や、見つけ方、診断方法などを解説します。転職で後悔したくない人や、向いている仕事について考えたこともない人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
向いている仕事がわからない状態での転職を避けるべき5つの理由
自分が向いている仕事がわからないままでいると、転職したあと後悔することになりかねません。ここでは、向いている仕事がわからない状態を避けるべき理由を5つ解説します。
1.効率的にキャリアを構築できなくなる
向いている仕事がわからないままキャリアを積んでいく場合、時間やエネルギー、お金などを無駄にする危険性があります。向いている仕事がわかったとき、過去に積んできた経験やスキルが、それに直結しないことがあるからです。
たとえば、スキルアップを目的に簿記検定2級の資格を取得したとします。簿記検定2級に合格するには、それなりに時間とエネルギー、お金が必要になるでしょう。頑張って合格したあと、経理に転職してみたら、自分には経理の仕事が向いていなかったことがわかったらどうでしょうか。
さらに、やりたい仕事がみつかったとき、簿記が関係なかったとしたらどうでしょうか。得たスキルや資格は無駄になることはないですが、簿記検定にかけた時間やお金を、やりたい仕事に直結するようなスキルを取得することに充てられたら、効率的にキャリア構築ができたかもしれません。
このように、向いている仕事がわからないまま仕事を続けたり、転職したりする場合、効率的にキャリアを構築できなくなる危険性があるのです。
2.仕事に対するモチベーションが上がらない
向いている仕事で長く働くことは、モチベーションの低下や、職場への不満を大きくする原因になりかねません。向いていない仕事には、興味が持てなかったり、没頭できなかったりして、ひいては成果も上がりにくい可能性があるからです。
一日の多くの時間を費やす仕事。せっかくなら興味や熱意を持って、没頭できる仕事をしたいものです。
自分に向いている仕事を理解し、その仕事に就くことができれば、長く働いたとしてもモチベーションを維持することができ、さらには成果も出しやすくなるでしょう。
3.ストレスや健康リスクを招きやすい
向いていない仕事を長期間続けることは、モチベーションの低下を招くだけでなく、ストレスの原因となり、ひいては健康に悪影響を及ぼす危険性も高まります。ネガティブな感情を持ち続けて仕事をするのは、精神衛生上、よくないことは明らかです。
また自分が興味を持てない仕事や、苦手な仕事は、成果にもつながりにくいでしょう。仕事そのものがストレスなうえ、成果がでないことが更なるストレスになりかねません。自分に向いている仕事を理解し、ポジティブな感情を持ちながら働くことで、ストレスや健康リスクを軽減できるでしょう。
4.プロフェッショナル人材としての成長の機会損失
向いていない仕事では、スキルや才能を発揮しにくく、面白みも感じにくいでしょう。面白みを感じない分野には、自発的に学んだり、時間やお金をかけてスキルアップしたりしようとは感じにくいものです。
スキルアップのために学ばなければ、プロフェッショナル人材としての成長の機会も失われてしまうでしょう。向いている仕事をみつけ、自発的に学び、自分のポテンシャルを最大限に引き出すことで、プロフェッショナル人材として成長できるでしょう。
5.人生の喜びややりがいなどの幸福度の低下
向いていない仕事に就くことは、仕事をしている間だけでなく、生活や人生そのものの満足度を下げてしまうこともあります。休みの日も仕事のことを考え、憂鬱になる人も少なくないでしょう。いわゆる「サザエさん症候群」という状態といえます。
このような状態が続けば、人生の喜びややりがいなどを感じることができず、幸福度の低下を招くことにもなりかねません。自分に向いている仕事ができれば、休みの日も思う存分楽しめて、人生の幸福度を上げることにつながるはずです。
転職前に知っておきたい向いている仕事の条件
自分に向いている仕事とは、どのようなものでしょうか。ここでは、向いている仕事を考えるうえでの条件や判断基準を紹介します。転職活動を始めると色々な求人が目に入り、目移りしやすいものです。転職活動を始める前に、自分に向いている仕事の判断基準を押さえておきましょう。
1.スキルと興味の一致
向いている仕事の条件として、その仕事に興味や関心をくすぐるものであるか、は言うまでもないでしょう。業務内容や業界、扱っている商材をしっかり調べた上で、興味が持てる場合は、向いている仕事であるといえます。
また、その仕事に必要とされるスキルや能力が自分と合致していることも重要です。求人票や募集要項に記載してある「必要なスキル・能力」を読んで、自分の持っているスキルや能力との合致度が高ければ、その仕事は自分に向いている可能性が高いでしょう。
逆に、興味が湧かず、必要なスキルも持っていない仕事は、向いていない可能性が高いと判断したほうが良いと考えられます。一方で、「知らないから興味がわかない」可能性があることや、すべてを満たす完璧な仕事があるとは限らないことは、注意しておきましょう。
2.働きやすい環境や条件などの満足度
向いている仕事かどうかの判断基準で見逃せないのが、環境や条件面です。その仕事に対して興味やスキルを持っていたとしても、働き方や職場の環境、カルチャー、人間関係などが合わなければ、向いている仕事とは言えないからです。
たとえば、自分の特性が「職場の人と直接、顔を合わせて仕事をしたいタイプ」であるにも関わらず、リモート主体の仕事に転職した場合、ストレスになりかねません。他にも、自分は「定型的な業務をミスなく着実にこなす仕事」が得意なのに、「スピード感があり、その時に応じて柔軟に変化しつつ働く仕事」に転職した場合、環境に適応できず、成果にも繋がりにくいでしょう。
このようにスキルや興味だけでなく、環境や条件が自分に合っているかどうかは、満足度に大きく影響します。自分にとって満足度が高い仕事は、向いている仕事といえるでしょう。
3.成長実感が持てること
成長実感が持てるかどうかは、向いている仕事かどうかの条件の1つです。なぜかというと、成長したいと思える分野は、自分の興味があったり、得意だったりする分野である可能性が高いからです。
また成長したい分野の仕事に就くことで、成長実感を持ちながら仕事ができます。成長実感を持てれば、モチベーションの向上や、満足度の向上にもいい影響をもたらします。
成長実感が持てるかどうかは、自分の成長したい分野・領域で仕事ができるかや、成長を実感できる仕組み（1on1でのフィードバック、チャレンジできる風土等）がある会社か、などが関係するでしょう。
向いている仕事の見つけ方3つ
自分に向いている仕事を見つけるためには、どのようにすればいいのでしょうか。ここでは、向いている仕事の見つけ方を3つ紹介します。まだやったことがない人は、転職活動をする前にやってみると良いでしょう。
1.自己分析やキャリア診断
向いている仕事を見つける方法として、自己分析やキャリア診断はとても重要です。なぜなら自分のことを理解していないと、向いている仕事かどうかの判断がつかないからです。
自己分析は、自分のスキルや強み、興味、価値観を整理し、自分自身で理解することです。具体的には、過去の成功体験や、好きだった活動を振り返ることで、得意なことや楽しいと感じることを洗い出していきます。
自己分析をするためには、厚生労働省のジョブ・カード制度を利用したキャリアの棚卸しや、キャリア診断ツールなどを用いた職業適性診断なども有効です。これらの自己分析を通じて自己理解を深め、なんとなくで考えていたことや、全く意識していなかったことを見える化できれば、どのような仕事が自分に向いているかを見つけやすくなるでしょう。
2.インターンやボランティア体験
向いている仕事を見つける方法として、インターンやボランティアを通じて、仕事を体験してみることが有効です。自分にその仕事が向いているかどうかは、実際に経験したことがないとイメージがつきにくいものです。「通勤しなくていいからリモート勤務が向いている」と考えていても、実際にリモート勤務をしてみたら自分に合っていなかった、というようなこともあります。
逆に「あの業界は全く興味がない」と思っていた業界でも、一度そこに身をおいてみることで意外と興味がわいてくることもあるものです。仕事を体験するには、インターンやボランティアを活用するといいでしょう。経験したことがない仕事環境や、職種、業界を体験することは、自分に向いている仕事を見つける助けになります。
3.キャリアカウンセリング
誰かに相談して向いている仕事を見つけるなら、キャリアカウンセリングがおすすめです。キャリアカウンセリングは、キャリアのプロであるキャリアカウンセラーや、キャリアコンサルタントなどに相談ができます。
キャリアカウンセリングでは、専門家の視点から自己分析やキャリア診断、仕事に関する情報収集、アドバイスを受けることができます。自己分析や仕事理解は、自分ひとりでは大変なうえ、不安になりやすいものです。キャリアカウンセリングを受けることで、自分だけでは見つけられなかった転職先や仕事、職種、キャリアの可能性を見つけられる可能性も高まり、より自分に向いている仕事を見つけられるようになるでしょう。
効率重視で向いている仕事を探すならキャリアカウンセリング
向いている仕事の見つけ方を紹介しましたが、転職を急いでいる人や、効率的に向いている仕事を見つけたい人に適しているのが、キャリアカウンセリングです。ここでは、キャリアカウンセリングについて詳しく解説します。
キャリアカウンセリングとは
キャリアカウンセリングとは、キャリアカウンセラーに自己分析やキャリア診断、仕事に関する情報収集、アドバイス等を受けることです。
キャリアカウンセリングを利用するメリットとして、自分ひとりでは気づけなかったことに気づけることや、国家資格キャリアコンサルタント等といったキャリアのプロからアドバイスを受けられることです。
自己分析ひとつとっても、様々な手法があります。「本当にこのやり方が合っているのだろうか」と不安に感じることもあるでしょう。
また世の中に山程ある職種や業界を一つ一つ理解し、自分に向いているかを判断するのは簡単ではありません。このような自己分析や仕事理解を、的確におこなえるのがキャリアカウンセリングです。
一方、キャリアカウンセリングのデメリットはお金がかかること。サービス提供会社によって料金体系は異なるため、事前に納得できる金額やサポート内容かを、しっかり調べておくようにしましょう。
転職エージェントとの違いとは
キャリアカウンセリングと似て非なるものとして、転職エージェントがあります。キャリアカウンセリングと転職エージェントとの違いは、ビジネスモデルにあります。
転職エージェントは相談者が転職することによって、紹介先企業から紹介料が支払われ、収益を得ます。そのため、相談者がキャリアについて相談をすることは無料です。一方で、転職エージェントではキャリアの様々な悩みを必ずしも解決できるとは限らず、時には無理に転職を薦めるようなケースも存在します。
キャリアカウンセリングは、有料である分、相談者に寄り添い、様々な角度からキャリアにまつわる様々な悩みやもやもやを解消することできます。もちろん転職活動に関しても支援範囲の1つです。必要な履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイスや、面接対策など、内定をもらうための支援も受けることもできます。
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