やりたいことがなくても転職はできる!適職を探す4つのポイントを解説
転職をしたいと思っているのに、やりたいことが分からずに不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。でも大丈夫です。転職活動を始めるのに、やりたいことが絶対に必要というわけではありません。
本記事では、やりたいことがなくても転職が可能な理由や、スムーズな転職活動のためのやりたいこと探しのポイントを、筆者の実体験を交えて解説します。
これを読めば、理想の転職活動を進めるためのヒントが見つかります。
やりたいことがなくても転職はできる!2つの理由
やりたいことがないと転職はできないと思うかもしれませんが、たとえ今思いつくものがなくても、転職は可能です。転職活動に前向きになれる2つの理由を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
①やりたいことが適職とは限らない
「やりたいこと」が必ずしも適職とは限りません。「やりたいこと」をベースに転職し、希望を抱いて入社した結果、ギャップに苦しんで早期退職してしまうケースも起こり得ます。
30代以上の転職は特に、即戦力となるスキルが求められる傾向があります。実際に私が営業事務の面接を受けた際に面接官に聞かれたのは「この会社で活かせるあなたの強みは何か」ということでした。「この仕事をやりたい」という意欲も大事ですが、自分の強みが何かをしっかり見極めることも重要です。
②入社後にやりたいことが見つかることもある
今やりたいことが見つからなくても、もしかしたら入社後にやりたいことが見つかるかもしれません。未経験の職種に挑戦した結果やりがいを感じ、本当にやりたかったことに気づくこともあるでしょう。
やりたいことがない今こそ、さまざまな業種を知るチャンスだと考えてはどうでしょうか。広い視野で転職活動を進められます。
やりたいことがないと感じる4つの要因
もし今やりたいことがないと感じているのであれば、もしかしたら次に解説する4つの要因がそうさせているのかもしれません。ぜひ、今の自分の状況と照らし合わせて考えてみてください。
①自己分析が足りない
「やりたいこと」とはそもそも何かと突き詰めていくと、自分の得意分野であると考えることはできないでしょうか。得意なことなら楽しく継続でき、それが「やりたいこと」に繋がるものです。
やりたいことが見つからないのは、自己分析ができておらず、自分の長所・短所、得意・不得意が明確になっていないからです。まずは自分の特性を把握することから始めましょう。
②転職の知識が少なく現実的なプランを立てられていない
ただなんとなく転職したいと思っているだけだと、何を基準に選んだらよいのか分からず転職活動が苦になってしまいます。自分の今ある知識だけで転職先を選ぶことになるため、先入観により選択の幅を狭めているケースがあり得ます。
「やりたいことがない」のは「やりたいと思えるものに出会っていない」だけかもしれません。まずはあらゆる仕事について、詳しくリサーチしてみましょう。
③周囲に流されがち
転職活動をしていると、あらゆる仕事のネガティブな情報を目にする機会があります。もしかしたら、何の気なしに話したことを、家族や友達に反対された方もいるかもしれません。
周囲の声に流された結果、自分の気持ちに蓋をしてしまっている可能性もあり得ます。まずは自分の心にきちんと向き合うことが大切です。
④理想の転職を追い求めすぎている
転職先を見つけるにあたって、自分に都合のよい待遇面などの条件や、自分のスキルとかけ離れた理想のキャリアばかりを求めすぎてしまってはいないでしょうか。
働くにあたって、どうしても譲れない条件はあって当然です。しかし、適職をみつけたいのであれば、少しハードルを下げて転職先を探すことも重要です。私の場合、残業なしの企業に的を絞るのではなく、月に15時間程度の残業がある企業も候補に加えることで、ぐっと選択の幅が広がりました。
やりたいことを見つけるための4つのポイント
どのようなキャリアを積みたいかの方向性を定めるためにも、やりたいことはあるにこしたことはありません。やりたいことの方向性が定まると、転職活動もスムーズに進められます。やりたいことをみつけるための4つのポイントを解説します。
①今までのキャリアを振り返る
過去に経験してきた仕事を振り返ってみてください。仕事のほんの一部分でもよいので、楽しくできた作業はなかったでしょうか。また、同僚や上司から評価されたり、褒められた思い出はなかったでしょうか。
自分の得意分野が実はやりたかったことだったことに気づけていない可能性は十分にあります。キャリアを振り返ることで、自分の得意分野を把握でき、やりたいことに繋がります。
②今後なりたい理想の自分を想像する
将来の、理想の自分を想像してみましょう。難しいようでしたら、憧れの上司や尊敬する先輩だったり「年に1度は海外旅行したい」などの生活面の理想を思い浮かべてもよいでしょう。
わくわくするような理想の自分を想像すれば、高まったモチベーションから仕事の目標が見つかることがあります。そこから理想のキャリアへ繋がる仕事に結びつくかもしれません。
③逆に「やりたくないこと」を考えてみる
やりたいことが見つからなければ、逆に「やりたくないこと」を考えてみるのも1つの方法です。やりたくないことを仕事にするのはストレスですし、のちに早期退職の原因にもなり得ます。
仕事を続けるうえで、やり続けたいと思えるモチベーションを保つことは重要です。まずは「やりたくないこと」を排除することで、本当のやりたいことに気づけることもあります。
④さまざまな業界を調べてみる
前述のとおり、やりたいことがない今こそ、偏見を持たずにさまざまな仕事の知識を増やすチャンスです。
未知の業種、業界を詳しく調べてみると、そこから興味がわいて「やりたいこと」に繋がることがあります。
家族や友達に異業種の方がいれば、話を聞いてみるのもよい方法です。また、業界が主催するイベントや展示会などに積極的に出向いたり、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
適職を見つけたい30代・40代がすべきこと
30代・40代の方が転職する場合、今まで培ってきた仕事の経験や実績を重要視される傾向があります。自分の強みを活かして適職を見つければ、思い描く理想の転職活動を勧められるはずです。では、30代・40代がすべきことを解説します。
今後の人生を想像してみよう
経験の少ない20代と違い、即戦力としてバリバリ仕事をこなすことを期待されるのが30代・40代です。しかし、結婚や出産、育児など、人生で重要なイベントとも重なることが多い世代でもあります。
私の場合、これからバリバリ働こうとしていた矢先に突然の親の介護問題が発生し、泣く泣く内定を蹴ったという苦い経験があります。もしあの時、自分や家族の生活を多角的に考えていたら、よりよい転職先を選択できていたかもしれません。
転職を考えるときは、今後の自分の人生をより深く見つめることが大切です。ライフバランスも考慮して自分の人生を想像すれば、おのずとやりたいことが見つかるのではないでしょうか。
「得意なことは何か」を考えよう
ある程度のキャリアを積んだうえで、どうしてもやりたいことが想像できないのであれば、「得意なことは何か」を軸に考えを改めるのもよい方法です。
転職活動を進めるうえで、経験やスキルは自分にとっての強みとなるはずです。得意なことを活かして今後どんなキャリアを積みたいかを、さらに深く自己分析しましょう。
キャリアカウンセリングを受ければ適職探しのヒントが見つかる
転職活動は、自分と向き合う孤独な作業の連続です。適職がわからず、転職活動に不安を抱える方には、キャリアカウンセリングを受けることをおすすめします。
自己分析のサポートを受けることで、より客観的な目線で自分の強みを発見でき、スムーズな転職活動が期待できます。
まずはミートキャリアに初回無料で相談してみよう!
「やりたいこと」は転職活動をするうえで、絶対に重要なものではありません。しかし、自分の強みを今後の生き方に反映していくために、自己分析や仕事のリサーチは重要なポイントです。そこから自分のやりたいことが見えてくる可能性もあるのです。
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