育休中でも転職できる?子育てと仕事の両立を叶える転職活動

育休中でも転職できる?子育てと仕事の両立を叶える転職活動

「育休中に転職活動をしても大丈夫なの?」「子育てと仕事を両立できるのかな…」

もうすぐ育休から復帰するにあたって、復職後の働き方に不安を感じる方も少なくありません。現在の職場に戻るのではなく、転職を検討している場合もあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、育休中の転職活動のポイント、子育てと仕事を両立させるための戦略について詳しく解説します。新しい環境で自分らしく働きつつ、充実した子育ても実現する。そんな理想のライフスタイルに向けた一歩を、踏み出すお手伝いができれば幸いです。

目次

育休中の転職活動のポイントは?

育休中に転職を検討し始めることは、決して珍しいことではありません。むしろ育休中は、キャリアに向き合い、自分と家族の将来を見つめ直すチャンスといえます。

ただし、本格的に転職活動をスタートさせる場合、成功させるにはポイントを押さえる必要があります。ここでは、以下3点について解説します。

・育休中の転職活動で準備するべきこと
・育休中の転職活動における注意点
・育休中の転職活動のタイミング

順番に見ていきましょう。

育休中の転職活動で準備するべきこと

育休中に転職活動をスタートしようと思ったら、以下の5つを準備しましょう。

1. 自己分析

育児を通じて変化した価値観や、理想の働き方をあらためて言語化してみましょう。自分が本当に求めているものはなにか、じっくり考える時間をもてるといいですね。

2. スキルの棚卸し

これまでの職務経験で得たスキルに加え、育児で身についた時間管理スキル、マルチタスク能力なども含めて整理します。

3. 志望業界・職種のリサーチ

子育てとの両立がしやすい業界や職種を調べましょう。働き方改革に積極的な企業や、両立支援制度が充実している会社をリストアップしておくと便利です。

4. 履歴書・職務経歴書の更新

育休中の経験や学びも盛り込んで、育児経験をポジティブにアピールできるよう工夫してみましょう。

5. 保育園探し

転職先が決まってから慌てないよう、事前に情報収集をしておきましょう。地域の保育事情や入園のタイミングなどを把握しておくことが重要です。

育休中の転職活動における注意点

育休中に転職活動を始める場合には、気をつけるべきこともあります。準備を始める前に確認をし、スムーズに進められるようにしておきましょう。

1. 法的な制約に気をつける

育休中の就業は原則として認められていません。面接や職場見学は問題ありませんが、トライアル勤務などは避けましょう。

2. 現在の会社にも配慮する

育休中の転職はデリケートな問題です。転職活動のことを相談するのは身近な人にだけに絞り、内定が決まるまでは現在の会社には伝えないのが無難でしょう。

3. 焦らない

理想の職場が見つからない場合「いったん復職してから再チャレンジする」というのも1つの選択肢です。慌てる気持ちもわかりますが、無理に転職を急ぐ必要はありません。

育休中の転職活動のタイミング

効率よく理想の転職を叶えるためには、計画的に進めることが大切です。以下、一般的な転職活動のスケジュールをご紹介します。どのタイミングでどのようなアクションを起こすのか、参考にしてみてください。

・4月〜8月

保育園の情報収集・検討をスタートしましょう。
地域の保育園情報を集め、見学や相談をしておくと安心です。

・9月〜11月中旬頃

保育園への申し込みを行うタイミングです。並行して、自己分析・企業情報の収集・職務経歴書の執筆などを進めることになります。本格的な転職準備のスタートです。

・11月末〜12月頃

企業への応募を始める時期です。
年末年始の採用に向けて、積極的に応募を行いましょう。

・12月〜2月頃

複数の企業と面接を重ね、自分に合った環境を探します。

・2月

保育園の当落がわかる時期です。
転職先への内定が決まった場合、現在の会社への退職手続きを進めます。

仕事と子育てにお悩みの方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。

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子育てと仕事を両立させるための転職戦略

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両立しやすい職種・業界を知る

育児と仕事の両立を考える上で、職場環境は非常に重要です。
以下の特徴をもつ職種や業界は、比較的両立しやすいといえるでしょう。

1. 働き方が柔軟である

IT・Web業界:在宅勤務やフレックスタイム制を採用する企業も多い
・コンサルタント業:クライアントとの調整次第で柔軟な働き方ができる

2. 家庭との両立に理解がある

・医療・福祉業界:シフト制を採用していることが多く、家庭の事情に配慮されやすい
・公務員:育児休業制度や短時間勤務制度が充実している場合も多い

3. 復職支援制度が充実している

・大手企業:独自の両立支援プログラムを持つ企業が増えている
・製薬業界:ダイバーシティ推進の一環で、充実した支援制度を持つ企業が多い

上記の業界に限らず、近年は多くの企業が働き方改革を進めています。企業のホームページや口コミサイトで、育児との両立支援制度や実際の利用状況をチェックしましょう。

子育てしやすい仕事については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

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働き方を検討する

育児をしながら仕事を続けるには、自分のライフスタイルに合った働き方を選択することが大切です。それぞれの働き方の特徴を知り、メリット・デメリットを理解した上で選択することが成功への近道となるでしょう。ここでは、5つの主要な働き方について詳しく解説します。

1. 正社員

安定した収入と福利厚生が魅力です。
両立支援制度が充実している企業を選びましょう。

▼メリット
・月給制で固定収入が得られる
・健康保険、厚生年金、雇用保険などの充実した福利厚生制度がある
・昇進や昇給のチャンスがある

▼デメリット
・会社の中核を担うため、責任が大きくなる
・残業や休日出勤が求められることがある

▼育児との両立のポイント
・育児休業制度や短時間勤務制度を積極的に活用する
・上司や同僚とコミュニケーションを取り、理解を得る
・タイムマネジメントスキルを磨き、効率的に仕事をこなす

2. パートタイム

短時間勤務で柔軟なシフトが組みやすく、子どもの急な病気にも対応しやすい働き方です。

▼メリット
・勤務時間の調整がしやすく、子どもの学校行事などに合わせやすい
・家事・育児との両立がしやすい
・責任が比較的軽いため、正社員ほどの責任を負わないケースが多い

▼デメリット
・時給制のため、働く時間に応じた収入となる
・キャリアアップの機会が少ない
・景気悪化時に雇止めのリスクがあるなど、雇用が不安定である

▼育児との両立のポイント
・子どもの成長に合わせ、徐々に勤務時間を増やしていくのも選択肢の1つ
・スキルアップを心がけ、正社員登用の可能性を探る
・収入を増やしたい場合、複数の仕事を掛け持ちすることもできる

3. 契約社員

契約社員は正社員とパートの中間的な立場で、両者のメリットを併せ持ちます。

▼メリット
・月給制で、パートタイムより高い収入が期待できる
・正社員に近い業務を任されることが多い
・特定の職種や業務に特化した働き方ができる

▼デメリット
・一定期間ごとに契約更新があり、雇止めのリスクがある
・会社によっては、各種手当や退職金がない場合がある
・キャリアアップの機会が限られることがある

▼育児との両立のポイント
・契約更新時に働き方の見直しを交渉する
・スキルアップを続け、他社での正社員雇用の可能性も探る
・育児と仕事のバランスを考慮し、無理のない契約内容を選ぶ

4. 在宅ワーク

在宅ワークは、自宅を拠点に仕事をする形態です。

▼メリット
・通勤のストレスがなく、その時間を他に活用できます。
・子どものスケジュールに合わせて仕事時間を調整できる
・住んでいる場所に関係なく、仕事を選べる

▼デメリット
・仕事とプライベートの切り分けが難しい
・同僚との直接的なコミュニケーションが少ない
・自分で仕事のペースを作る必要がある

▼育児との両立のポイント
・仕事用のスペースを確保し、メリハリをつける
・オンライン上でのコミュニケーションを積極的に行う
・子どもの生活リズムに合わせた仕事のルーティンを作る

5. フリーランス

フリーランスは、特定の会社に属さず、自由に仕事を請け負う形態です。

▼メリット
・仕事の選択や時間配分を自分で決められる
・スキル次第で高い収入を得られる可能性がある
・さまざまな企業や業界の仕事に携われる

▼デメリット
・仕事の受注状況により収入が変動する
・営業活動や契約管理などを自身で行う必要がある
・福利厚生がないため、健康保険や年金などは自身で加入・管理する必要がある

▼育児との両立のポイント
・繁忙期と閑散期を見極め、計画的に仕事を受注する
・複数の仕事を持つことで、収入の安定化を図る
・クライアントに育児中であることを伝え、理解を得る

子育てしながらの働き方に悩んだら、以下の記事も参考にしてみてください。

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面接での自己アピールポイント

育休中の転職では、ブランクを不安に思う方も多いでしょう。しかし、育児経験はむしろ強みになります。以下のポイントを踏まえ、上手にアピールしましょう。

1. タイムマネジメント能力

育児は24時間365日の仕事です。育児を通じて培った効率的な時間の使い方をアピールしましょう。

2. マルチタスク能力

育児中は、複数の作業を同時にこなすことが日常茶飯事です。育児をしながら家事をこなす経験が、複数の業務を同時進行できる力につながっていることを強調してみましょう。

3. コミュニケーション能力

子どもとのコミュニケーションは、相手の立場に立って考え、わかりやすく伝える重要性を学ぶ絶好の機会です。

4. ストレス耐性

育児の大変さを乗り越えてきた経験が、職場でのストレス対応力につながることを説明。

5. 新しい視点

親となることで社会を見る目が変わり、新たな気づきや視点を得られます。親としての視点は、職場に新しい風を吹き込む可能性を秘めています。

6. 向上心

育休中も学びを怠らなかったことを示すため、育児の合間に取り組んだ自己啓発などについても触れましょう。

新しいキャリアと充実した子育ての両立に向けて

育休中の転職は、確かに勇気のいる挑戦です。しかし、しっかり準備をし戦略的なアプローチを心がければ、きっと道は開けるはずです。

そうはいっても、転職活動中は不安や迷いも出てくるかもしれません。そんな時は、同じように育休中の転職を経験した先輩ママたちの体験談を読んだり、キャリアのプロであるキャリアカウンセラーに相談したりするのもオススメです。

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この記事を書いた人

2児ママ× 元国語教員×ライター。私立中高一貫校講師→公立中正規教員→私立高校講師×ライターを経て、2023年フリーランスに転職。持続可能に「好き」を楽しむ生き方を目指して活動している。5歳・3歳兄弟を育児中。趣味は手帳を書くこと、専門は古典文学。

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