10年後のキャリアプランを聞く理由は?考え方や30・40代向けの例文を紹介

転職するうえで、キャリアプランは重要です。企業によっては、面接時に10年後のキャリアプランを質問する場合があります。10年後のキャリアプランの回答は、企業にマッチした人材か判断する要素となるため、しっかり伝えられるようにしましょう。

本記事では、採用側が10年後のキャリアプランを聞く理由や考え方を例文付きで解説します。キャリアの方向性を明確にしたい方は、参考にしてください。

目次

採用側が10年後のキャリアプランを聞く理由

転職の面接では10年後のキャリアプランを聞かれる場合があるため、回答を準備しておきましょう。採用側が10年後のキャリアプランを聞く主な理由は、以下の通りです。

  • 自社とマッチする人材か判断するため
  • 自己分析から働く環境を考えているか見極めるため
  • 中長期的に仕事に対するビジョンを描いているか確認するため

採用側は、中長期的に活躍してくれる人材を求めています。しかし、キャリアプランが自社のキャリアパスと異なれば、早期離職の原因になります。

自己分析からキャリアの方向性を定めたうえで、自社に応募しているのか確認するために10年後のキャリアプランを質問するケースがあるのです。つまり、10年後のキャリアプランを立てることは転職活動においても重要になります。

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10年後のキャリアプランを考える方法

10年後のキャリアプランは、以下のステップで考えていきましょう。

  1. 現状のキャリアを整理する
  2. 将来像を考える
  3. 3年・5年・10年と区切りをつけてキャリアプランを設定する
  4. 目標実現に向けてやるべきことを洗い出す

10年後のキャリアプランを考えるときは、ゴールとなる将来像を具体的にイメージするのがポイントです。ただし、実現するのが難しい目標を設定すると達成できず、理想のキャリアプランから程遠いキャリアとなるため注意してください。

また、キャリアプランを検討する際はライフプランとあわせて考える必要があります。女性は出産や結婚などライフイベントが変化しやすいため、将来を見越したキャリアプランを立てると明確な目標へ向けた行動を起こせます。

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【30代・40代】10年後の私についての例文

30代・40代向けに、10年後のキャリアプランを考えるポイントと例文を解説します。

面接で質問された際、どのような回答をすればよいかお悩みの方は、参考にしてください。

30代|10年後のキャリアプラン例文とポイント

30代はこれまでの経験や強みをもとに、キャリアプランを立てる必要があります。経験や強みから、どのようにして応募先の企業で活躍していくかを具体的に伝えるのがポイントです。

また、30代は結婚や出産などライフイベントが多い年齢のため、プライベートと仕事のバランスを考慮しながら現実的なキャリアプランを立てましょう。

30代女性の10年後のキャリアプラン例文は、以下の通りです。

10年後には、組織のリーダーとしてメンバーを引っ張っていく立場になれればと思っています。前職で培ってきた営業ノウハウを活かし、メンバーが早期戦力となる体制を整えていけるようコーチングスキルを磨くため、5年以内に資格取得を目指します。また、子どもが小さいうちはフレックス制度を活用しながら貴社に貢献できればと考えております。

仕事とプライベートについてのキャリアプランを伝えることで、ミスマッチを防げるでしょう。

40代|10年後のキャリアプラン例文とポイント

40代は企業の成果を最大化できるよう、マネジメントスキルが重視される傾向です。スキルや経験を活かして、どのように組織を引っ張っていくかを具体的に伝える必要があります。

また、40代は子育てが落ち着いてきてはいるものの、家族のライフイベントが変化しやすい時期です。30代同様、仕事とプライベートの両立を考慮したキャリアプランを立てるのがポイントとなります。

40代女性の10年後のキャリアプラン例文は、以下の通りです。

10年後は事業部長に就き、責任ある立場としてメンバーを引っ張っていける存在として貴社に貢献したいと考えております。前職ではチームリーダーとしてチームを指揮しておりました。これまでのスキルや経験を活かし、責任者としてメンバー1人ひとりが戦力となるよう育成力を高め、成果を上げられる人材になりたいと考えております。

どのような役職に就きたいか明確にしたうえで、キャリアプランを立てるのが大切です。

10年後の自分がわからないと悩むときの対処法

10年後の自分がわからないと悩む方向けに、対処法を3つ解説します。

参考のもと、キャリアプランを立ててみましょう。

自分のキャリア軸を理解する

自分のキャリア軸を理解するには、キャリアアンカーの活用が有効です。キャリアアンカーとは、譲ることのできない価値観や欲求をもとにキャリアを形成するという考え方になります。

キャリアアンカーでは、以下の8つのカテゴリーに自身の考えを当てはめていきます。

カテゴリー特徴
専門・職能別能力特定分野の専門性を高めるタイプ
経営管理能力出世欲が高いタイプ
自立・独立ルールや規則に縛られる状況が苦手なタイプ
保障・安定社会的・経済的な安定を求めるタイプ
起業家的創造性製品やサービスなど新しいものを創り出すことに興味関心を持つクリエイティブタイプ
奉仕・社会貢献社会貢献に価値を感じるタイプ
純粋な挑戦困難に立ち向かうことでモチベーションを高められるタイプ
生活様式仕事とプライベートの両立を重視するタイプ

8つのタイプの中から共感度の高いものが、キャリアアンカーの可能性が高いと考えられます。

キャリア形成のお手本になる人を見つける

企業の事例などを参考にして、キャリア形成のお手本となる人を見つけましょう。企業事例では社員がどのような将来像を描いているかわかるため、将来なりたい人を見つけると、キャリアプランをイメージしやすくなるためです。

ロールモデルの経験を参考にすると、考え方や行動から具体的に何をすればよいか明確になります。ゴールのために必要となる資格などがイメージできるため、キャリアプランを立てられるでしょう。

目標から逆算して考える

転職して何を得たいのかキャリアのゴールを定めたうえで、逆算していく方法も有効です。逆算していくと、ゴールに至るまでにやるべき目標を決められます。

例えば、10年後に組織の成果に向けたマネジメントを行うマネージャーを目指す場合、管理職に求められるスキルを習得する必要があります。そのため、不足しているスキルを明確にするのが大切です。

また、現場での経験も必要になることから実績を積み重ねていくというキャリアプランを立てられます。逆算して、なりたい自分に向けたキャリアプランを設計しましょう。

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転職の面接時に10年後のキャリアプランを聞かれる場合があるため、キャリアプランはしっかり立てましょう。キャリアプランが立てられず悩む場合は、キャリアアンカーの活用やロールモデルを見つけるのもおすすめです。

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この記事を書いた人

二児の母として育児と仕事の両立に奮闘中。2022年にフリーライターとして独立。現在はwebをメインに多数のメディアで執筆・取材を行う。働くうえで抱える女性ならではの悩みを経験したからこそわかる転職・キャリアに関する情報を発信。

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