「復帰したくない」から始まるキャリア!育休後の新しい働き方のヒント

「仕事と育児の両立ができるだろうか」「今の仕事に戻りたくない」

育児休業からの復帰を控え、不安や迷いを感じていませんか?この記事では復帰後の働き方や新たなキャリアの選択肢、そして育児と仕事の両立のコツをご紹介します。あなたらしい働き方と、輝かしい未来への道筋が見つかるはずです。

目次

「育休から復帰したくない!」理由と向き合おう

「育休から復帰したくない!」という気持ちは、多くのママが持っているものです。まずは、その理由と向き合うことから始めましょう。

復帰をためらう主な理由

1.子育てと仕事の両立への不安

育休復帰したくない理由でよく聞く不安の1つが、子育てと仕事の両立です。具体的には、以下のようなお悩みが多いようです。

▼時間管理
朝の準備から夜の就寝まで、隙間のない毎日のスケジュール管理に不安を感じる方が多いでしょう。「朝7時に家を出て、保育園に預け、9時に出社。18時に退社し、19時に保育園へお迎え。帰宅後は食事、お風呂、寝かしつけ…」といった慌ただしい日々のイメージに圧倒されがちです。

▼子どもの急な病気への対応
子どもの突然の発熱や体調不良は避けられません。「急な欠勤や早退が必要になったとき、職場の理解は得られるだろうか」という不安が大きいです。

▼保育園探し
とくに都市部では深刻な問題です。「復帰したくても、子どもの預け先が見つからない」というジレンマを抱える方も多いです。

2.職場環境や仕事内容への不満

育休を経て、これまでの仕事環境を客観的に見直している方も多いのではないでしょうか。

▼長時間労働への不安
「子育てをしながら、以前のようなペースで働けるだろうか」という不安を抱えている方も多いです。

▼やりがいの喪失
育休中に新しい価値観に気づき、これまでの仕事に対するモチベーションが変化する方も少なくありません。「子どもができた今、本当にやりたい仕事はなんだろう」と、キャリアを考える機会になっている方も多いのではないでしょうか。

▼キャリアアップの機会の少なさ
育児と仕事の両立を選択することで、キャリアアップの機会が減少するのではないかという懸念があります。

3.キャリアの方向性の変化

育児を経験することで、人生の優先順位や価値観が大きく変わることがあります。

▼育休中の価値観の変化
子育てを通じて、仕事以外の生活の充実感を味わった方も多いでしょう。「仕事だけでなく、家庭生活も大切にしたい」という思いが強くなることもあります。

▼新しい興味や関心の発見
育児を通じて、教育や子育て支援など、これまで関心のなかった分野に興味を持つ方もいます。「この経験を活かして、新しい分野にチャレンジしたい」という前向きな気持ちが芽生えることもあるでしょう。

4.子どもとの時間を大切にしたい思い

子どもとの時間を十分に持てるのか、と悩むのも大きな要因の一つです。

▼子どもの成長を見守りたい
とくに乳幼児期の子どもたちの成長はあっという間です。「仕事に復帰することで、子どもの大切な瞬間を逃してしまうのでは」という不安のある方も多いのではないでしょうか。

▼育児に専念したい気持ち
子育ての喜びや充実感を抱き、できるだけ長く育児に専念したいと考える場合もありますよね。一方で、「経済的な理由や将来のキャリアのことを考えると、復帰を選択せざるを得ない」というジレンマを抱える方も多いでしょう。

不安や迷いと向き合うためには

1. 自己分析
育休を経て変化した可能性のある自分の価値観や優先順位を、じっくりと見つめ直すことが大切です。

▼ワークシートを活用した自己分析
ライフラインチャートや価値観ワークシートなど、さまざまな自己分析ツールが無料でオンライン上に公開されており、これらを活用することで体系的に自己理解を深められます。


▼キャリアカウンセリングの利用
プロのキャリアカウンセラーに相談することで、客観的な視点から自己分析を進められます。オンラインカウンセリングサービスも増えているので、自宅から気軽に利用できますよ。

2. 家族との対話
パートナーや家族との協力体制を作りましょう。


▼家事・育児の分担について話し合う
具体的なタスクリストを作成し、誰がいつなにを担当するか可視化してみましょう。


▼互いのキャリアプランを共有する
5年後、10年後の家族としてのビジョンを共有し、お互いのキャリアを尊重し合える関係性を目指しましょう。定期的な「家族会議」の開催も効果的です。

3. 情報収集
両立支援制度や職場の状況を把握しておきましょう。積極的に情報を集め、自分の状況に適用できる制度や支援を見つけましょう。

▼人事部門への相談
育児休業中でも人事部門に連絡を取り、利用可能な両立支援制度について詳細を確認します。短時間勤務制度、フレックスタイム制度、在宅勤務制度などの具体的な使い方や、復帰後のキャリアパスについても相談することをおすすめします。また、「ならし出社」の可能性についても確認しておくとよいでしょう。

▼先輩ママ社員からの情報収集
保育園探しのコツ、急な子どもの病気への対応方法、実際の業務量の変化など、現実的な課題とその解決方法について聞いておきましょう。

復帰に向けた心の準備

育休からの復帰は、心理的にも大きな転換点です。スムーズな復帰のために、以下のステップを踏んで心の準備をしましょう。

1.少しずつ仕事モードに切り替える
環境変化によるストレスを軽減するため、徐々に仕事モードに慣れていくことが大切です。

2.復帰のメリットを考える
復帰に対する不安を和らげるため、ポジティブな側面に目を向けてみましょう。

3.同じ立場の人との情報交換する
一人で抱え込まず、同じ経験をしている人と不安や情報を共有してみましょう。

育休明けに復帰したくない!とお悩みの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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育休復帰後の選択肢を広げよう

復帰後の働き方は一つではありません。あなたに合った選択肢を見つけましょう。ここでは、育休復帰におけるさまざまな選択肢について詳しく解説します。

現職に復帰する

現職にそのまま復帰する場合であっても、どのような勤務形態で働くかを検討する必要があります。たとえば以下のような働き方が想定できるでしょう。

1.フルタイム勤務で働く
・メリット:キャリアアップしやすい。収入が安定する。
・デメリット:時間的な制約がある。ストレスがかかる可能性がある

2.短時間勤務制度を利用する
・メリット:仕事と育児の両立がしやすい。
・デメリット:収入が減る。キャリアアップのペースが遅くなる。

3.フレックスタイム制度を活用する
・メリット:勤務時間を柔軟に変えられる。
・デメリット:その分、自己管理能力が求められる。

4.テレワークで働く
・メリット:通勤時間がない。柔軟な働き方ができる。
・デメリット:コミュニケーションを取るのが難しい。

転職を検討する

元の職場で働くことに不安がある場合、転職を検討するのも一つの選択肢でしょう。転職先を探す場合には、以下のポイントに気をつけてみてください。

1.両立支援制度が充実した企業に転職する
・育児休暇制度の充実度をチェックする
・時短勤務やフレックスタイムの導入状況をチェックする

2.スキルや経験を活かせる職場に転職する
・専門性を活かせる職種を検討する
・業界内での横移動も考慮してみる

3.働き方の自由度が高い職種に転職する
・フリーランス的な働き方ができる職種を探す
・リモートワーク主体の企業を検討する

起業・フリーランスの道も

育休復帰後のキャリアとして、起業やフリーランスも魅力的な選択肢です。自分のペースで働ける環境を目指すことで、時間管理の自由度が高まり、場所の制約からも解放されます。これは育児との両立に大きなメリットとなるでしょう。

リスクを軽減しつつ新たな挑戦をするなら、副業からのスタートもおすすめです。本業と並行して始めることで、スキルや市場ニーズを確認しながら、徐々にビジネスを拡大できます。

リスキリング・学び直し

育休の期間を利用して、リスキリング・学び直しの時間を取るのもよいでしょう。資格取得によるキャリアアップを目指すのもおすすめです。オンライン学習・オンラインスクールなど、自宅から学べる場所を利用するのもよいでしょう。

育休中の転職活動における注意事項は、以下の記事に詳しく書かれています。

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育休後からの「新たなキャリアプラン」を描こう

「育休から復帰したくない」と思ったら、キャリアを見直すタイミングかもしれません。今後のキャリアについて、長期的な視点で考えてみましょう。

自己分析をする

妊娠・出産、育休の期間を通して、自分の考え方が変化している可能性があります。まずは以下のポイントを踏まえながら自己分析をしてみましょう。

〇価値観の再確認をする
・仕事に求めるものはなにかを書き出す
・家庭生活との両立についてどう考えるか書き出す

〇強みと弱みの洗い出しをする
・スキルの棚卸しをする
・今までのキャリアを振り返る

〇理想のワークライフバランスを考える
・仕事時間と家庭時間の理想的な配分を考える
・長期的なキャリアゴールを想定してみる

市場ニーズを把握する

自己分析を踏まえたうえで、市場のニーズについても知っておきましょう。転職を希望する方はもちろんですが、元の職場に復帰する方も復帰後の仕事に役立つでしょう。

〇求められるスキルを知る
・求人情報の分析をする
・業界レポートの確認しておく

〇成長産業をリサーチする
・政府の成長戦略の確認する
・ベンチャー企業の動向をチェックする

〇働き方のトレンドを押さえる
・リモートワークの普及状況を確認する
・副業・複業の動向をキャッチアップする

具体的なキャリアプランの立て方

以上を踏まえて、具体的なキャリアプランを立ててみましょう。キャリアプランを設定するときのポイントは、以下の通りです。

〇短期・中期・長期目標の設定をする
・1年後、3年後、5年後の具体的な目標を設定する

〇アクションプランを作る
・目標達成に必要なステップを洗い出す
・タイムラインを設定する

〇定期的な見直しと調整をおこなう
・四半期ごとの進捗確認をおこなう
・環境の変化等に応じ、柔軟に修正する

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この記事を書いた人

2児ママ× 元国語教員×ライター。私立中高一貫校講師→公立中正規教員→私立高校講師×ライターを経て、2023年フリーランスに転職。持続可能に「好き」を楽しむ生き方を目指して活動している。5歳・3歳兄弟を育児中。趣味は手帳を書くこと、専門は古典文学。

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