2人目育休中に転職は違反?キャリアシフトする際の注意点やポイントを解説

2人目育休中に転職は違反?キャリアシフトする際の注意点やポイントを解説

2人目育休中は自分と向き合う時間が作れるため、転職活動をはじめる方は少なくありません。一方、キャリアシフトを検討するうえで、育休中の転職が問題ないのか疑問に感じる女性もいるのではないでしょうか。

万全の体制でスタートを切れるよう、育休中の転職活動について理解しておくことが大切です。本記事では、2人目育休中の転職における注意点やポイントを解説します。

目次

2人目育休中の転職は違法?

2人目育休中の転職は違法にならないため、キャリアシフトを理由に退職しても育児休業給付金の返還を求められません。(2024年7月時点)

転職は労働者の自由で、法律上の縛りはないので育休中でも転職活動は可能です。育休中は自分を見つめ直すきっかけにもなり、新たなキャリアを目指す方も少なくありません。

自分のやりたいことが見つかった場合、思い切って一歩を踏み出すのも手段の1つです。

とはいえ、育児休業給付金は現職復帰が条件になることは理解しておきましょう。

2人目の育休中に転職する際の注意点

2人目の育休中に転職する際の注意点を解説します。「転職に失敗した」と後悔しないためにも、ポイントを押さえましょう。

退職後は給付金などが打ち切られる

育休中に退職したタイミングから、本来もらえる予定だった育児休業給付金は受け取れません。退職すると支給対象にならないため、育児休業給付金は実質減ってしまいます。

内定をもらえていない状況で退職してしまうと、転職期間中の収入はない状態です。なお、育児休業給付金を満額受給する方法は、以下の2つです。

  • 満額受給して一度復帰する
  • 満期のタイミングで退職する

家計を圧迫しないためにも、退職のタイミングは慎重に検討しましょう。

保育園の入園・継続に影響を及ぼす

2人目育休中に転職する場合、保育園の入園や継続に影響を及ぼす可能性があります。保育園の入園や継続は、就労が前提です。

転職した場合、就労証明と勤務先が異なると保育園の入園が取り消されたり、入園審査における優先順位が下がったりするケースがあります。

場合によっては、在籍している初子が退園しなければならない可能性も出てくるため、注意が必要です。保育園の入園や継続に支障がでないよう、対策しておきましょう。

円満退職は見込めない可能性がある

育休中に企業を辞める場合、人によっては円満退職が見込めない可能性もあります。育休は現職復帰が前提の制度となるため、退職すると「非常識だ」と言われてしまうケースも少なくありません。

人間関係にヒビが入ってしまい、退職に労力を費やす場合もあります。育休中に退職するときは、心無い言葉をかけられるかもしれないという覚悟が必要です。

円満退職したい方は気持ちよく辞められるよう、あらかじめ上司に相談するなど工夫しておくとよいでしょう。

制度がすぐに利用できない場合がある

転職後は、子育てに関する制度がすぐに利用できない場合があります。雇用された期間が1年未満の場合、時短勤務を除外できるためです。

また、有給休暇は入社半年経過してからなど、企業によって条件が異なります。子育てに関する制度が利用できなければ、働きにくさを感じる場合もあるでしょう。

2人育児となれば、休む確率は2倍になります。有給がとれなければ欠勤扱いとなり、給料が減ってしまうといった可能性があるため注意が必要です。

育休中の転職だと面接で伝えるべき?

育休中であることを面接で必ず伝える必要はありません。前述したように、育休中の転職活動は違法にはならないためです。

しかし、年末調整のときに必要になるため、源泉徴収票の提出を転職先に求められたときにバレる可能性があります。また、転職後のミスマッチを防げるよう現状を正確に伝えておくのがおすすめです。

後にトラブルにならないよう、応募先の企業に事前に問い合わせておくと転職活動をスムーズに進められます。

2人目育休中に転職活動するときのポイント

2人目育休中に転職活動するときのポイントを解説します。

転職を成功させたい方は、さっそく見ていきましょう。

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預け先を確保しておく

2人目育休中に転職活動する場合、次子の預け先を確保しておくのがポイントです。預け先が決まっていなければ、内定をもらっても辞退しなければならない状態に陥ります。

保育園のほか、実家や義理実家など入園が決まるまで預けられないか相談しておくのが大切です。自分の体調や預け先の確保など、内定をもらったらすぐに働ける万全の体勢を整えておきましょう。

Web面接が可能な企業を候補に入れる

2人目育休中に転職活動するときは、Web面接が可能な企業を候補に入れるのがおすすめです。面接をする場合、子どもを連れて行けないため預け先を決めておく必要があります。

Web面接であれば自宅で面接が可能となり、預け先を探さなくて済みます。日程を決めやすいメリットもあるため、スムーズに転職活動を進められるでしょう。ただし、Web面接を利用する際は、在宅保育している旨を事前に伝えるのがポイントです。

ワーママ向けの制度が整っている企業を選ぶ

子育てしながら働く女性向けの制度が整っている企業を検討するのもおすすめです。企業によってはフレックスタイムやリモートワークなど、子育て世帯が働きやすい環境が整っています。

2人育児となれば行事や病気などで欠勤が増えるため、働く女性向けの制度が整った職場を選んだほうが働きやすさを感じられます。転職に失敗しないよう、育休中に子育てと仕事を両立しやすい企業の情報をたくさん集めておきましょう。

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育休中に転職活動をする前にキャリアを見直すのも重要

転職活動をはじめる前に、まずはキャリアを見直すことが重要です。漠然とした理由で転職活動を進めてしまうと、自分にあった企業を見つけられない可能性があります。

キャリアを見直す方法として、キャリアカウンセリングに相談するのもおすすめです。ミートキャリアでは、自分の強みがわかり活かせる仕事を見つけられます。

自分らしく働くためのアドバイスをしてくれるため、未経験の職種やリモートの仕事など、理想のキャリアを実現可能です。

ミートキャリアを利用して転職された方のインタビューも多数掲載しているので、キャリアプログラムについて知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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育休明けのキャリアに悩んだときはミートキャリアに相談しよう

2人目育休中に転職活動しても違法ではないため、新たなキャリアを検討するのも手段の1つです。

とはいえ、育児休業給付金がもらえなくなったり、保育園に影響を及ぼしたりする可能性も考えられます。転職活動をはじめるタイミングは、慎重に選ぶのがポイントです。

6,000人以上のキャリア支援実績のあるミートキャリアでは、育休明けのキャリアに悩む方のサポートも行っております。
キャリアの棚卸しやキャリアプランの作成、自分の強みの発見など、様々な場面でアドバイスを受けることができます。具体的な履歴書・職務経歴書の有効な書き方、面接での受け答えの模擬練習などもサポート可能です。

ミートキャリアでは、初回無料の相談会も行っておりますので、お気軽に無料相談会をご活用ください。

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参考
・厚生労働省. 育児休業、短時間勤務制度. https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/syugyo04.pdf, (参照 2024-09-01).
・厚生労働省. Q&A ~育児休業給付~. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000158500.html, (参照 2024-09-01).

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この記事を書いた人

二児の母として育児と仕事の両立に奮闘中。2022年にフリーライターとして独立。現在はwebをメインに多数のメディアで執筆・取材を行う。働くうえで抱える女性ならではの悩みを経験したからこそわかる転職・キャリアに関する情報を発信。

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