「仕事をしながらワンオペ育児」がつらい!両立のコツをご紹介

「仕事をしながらワンオペ育児」がつらい!両立のコツをご紹介

「仕事をしているのに、家に帰ってからもワンオペ……」
「仕事と家事・育児との両立がつらい」

仕事とワンオペ育児との両立にお悩みの方も多いのではないでしょうか。本記事では、そんなお悩みがある方に向け、仕事とワンオペ育児との両立のコツをご紹介します。日々仕事と育児・家事に追われ「このままでいいのかな?」と不安を抱えている方も、ぜひご覧ください。

目次

仕事をしながらのワンオペ育児の現状

「仕事をしながらワンオペ育児は大変」という悩みをもつ方は少なくありませんが、いったいどんなことが問題なのでしょうか。

ワンオペ育児とは?

近年耳にすることも増えた「ワンオペ育児」という言葉。そもそもワンオペ育児とは、どういった状況を指す言葉なのでしょうか。

ワンオペ育児とは、親が1人で育児している状態を指します。ワンオペは「ワンオペレーション」の略で、担い手が1人であることを表す言葉です。主に母親に家事・育児の負担が集中している文脈で用いられます。

ワーママにのしかかるワンオペ育児

ワンオペ育児という言葉が「主に母親に家事・育児の負担が集中している」ことを表すのには、データの裏付けもあります。総務省の社会生活基本調査によると夫婦の家事・育児の負担時間は、圧倒的に妻の負担が大きい現状があるとわかりました。

家事時間(1週間):夫1時間23分・妻7時間34分
育児時間(1週間):夫49分・妻3時間45分

参考:総務省 “平成28年社会生活基本調査 生活時間に関する結果

夫婦間での負担時間に差ができてしまう理由には、以下のようなものが考えられます。

・パートナーが激務で、家事・育児に関われない
・パートナーが単身赴任で自宅にいない
・パートナーが家事育児に非協力的である
・パートナー以外に、頼れる人が他にいない

問題視されるマミートラック

このような現状から、問題視されているのは「マミートラック」です。

マミートラックとは、出産を終えて職場復帰をした女性が、仕事と子育ての両立のために出世コースから外れてしまうことを指します。昇進や昇格から遠ざかるだけでなく、仕事のやりがいを感じられなくなる、育児・家事に追われる日々に疲弊してしまう点も見過ごせません。

ワンオペ育児と仕事の両立のコツ

では、どのようにワンオペ育児と仕事を両立していけばいいのでしょうか?ここでは、両立のコツを5つにわけてご紹介します。

1.うまく手を抜く

まず、家事・育児に対し「うまく手を抜く」ことです。外注や家電をうまく使いながら、やりくりする方法を考えてみましょう。

▼「手抜き」の例
〇便利な家電に課金する
ルンバ、食洗器、乾燥機付き洗濯機など、時短になる家電を購入しましょう。

〇「やらないこと」を決める
次から次へと増えていく家事。やることを決めるのではなく、やらないことを決めましょう。
(例)
・洗濯物をたたむのをやめる→たたまずにそのままボックスに入れる
・皿を食器棚にしまうのをやめる→食器カゴにいれたままにする

〇料理も「手間抜き」にミールキットを利用する
・お惣菜を買う
・料理の作り置きサービスを利用する
・生協・ネットスーパーでの食材配達を依頼する
など、負担を感じている部分を外注できないか考えてみましょう。

〇ファミリーサポートセンターなどを利用する
ファミリーサポートセンターは、自治体や民間などが運営する家庭支援サービスです。子どもの送り迎えや一時預かりなど、依頼できないか検討してみましょう。

このとき大切なのは、手を抜くことに罪悪感をもたないことです。便利なものはうまく使い、仕事とワンオペ育児を乗り切りましょう。

2.自分の時間を確保する

日々、仕事・育児・家事に追われていると、自分の時間を取りにくいという現状があります。休日や一時預かりなども利用して、リフレッシュの時間を作ってみてください。

3.働き方を変えられないか検討する

現在の生活がつらいと感じているのであれば、働き方を変えるのも1つの手段です。

・リモートワークへの変更
・時短勤務
・フレックス勤務

など、利用できる制度はないか、自分のキャリアや得たい収入などとも照らし合わせて考えてみてください。場合によっては、転職も視野に入れましょう。

4.夫婦で話し合う

現在のライフスタイルについて、夫婦で話し合ってみるのもオススメです。「つらい」という感情の共有に加え、「ではこれからどうしたらいいか?」を夫婦で一緒に考える時間を設けると、打開策が見えてくるかもしれません。家事や送り迎えの分担を再考したり、夫側の働き方を調整したり、自分たちにとっての最適解を一緒に探ってみるとよいでしょう。

5.キャリアコンサルタントに相談してみる

そうはいっても、「なかなか協力が得られない」「いろいろ試してきたけれど、やっぱりしんどい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、どんなライフスタイルが理想なのかが自分でもよくわからないから、なにをどう変えていけばいいか見えてこない……という場合もあるでしょう。

仕事とワンオペ育児に追われる日々にモヤモヤがある人は、ぜひ一度キャリアカウンセリングを試してみてください。

モヤモヤの理由は?理想のワークライフバランスは?転職する必要はある?キャリアのプロと一緒に、自分のキャリアについて考えることで、次どんな行動を取ればいいかが見えてきます。

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この記事を書いた人

2児ママ× 元国語教員×ライター。私立中高一貫校講師→公立中正規教員→私立高校講師×ライターを経て、2023年フリーランスに転職。持続可能に「好き」を楽しむ生き方を目指して活動している。5歳・3歳兄弟を育児中。趣味は手帳を書くこと、専門は古典文学。

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