公務員からの転職は難しい？後悔しないためのポイントを徹底解説します

March 4, 2024August 16, 2024

「公務員から転職したいけれど、一般企業への転職は難しい？」
「公務員の職、手放したら後悔するかも……」

そんなお悩みがあり、一歩踏み出せない方へ。この記事では、公務員からの転職を考える際に気をつけるべきこと、転職のメリットをまとめています。後悔しない転職をするコツも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

公務員から転職するメリット

公務員から一般企業に転職することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは特に3点にまとめて、プラスになると考えられることをご紹介します。

業務内容の幅が広がる

一般企業へ転職する際には、現在の職種に囚われず異業種に就くことも可能です。転職をきっかけに、今まで興味があった職業に挑戦することもできるでしょう。また、同じ企業の中でも部署や配属の異動がある場合もあり、自分の考え方やキャリアの希望に合わせて幅広い経験を積めます。

キャリアアップできる

公務員は、一般的には年功序列でキャリアが上がっていきます。一方一般企業では、業績次第で昇進・昇給する場合も多く、自分の実力次第でキャリアアップを目指すこともできるメリットがあります。

働き方によっては給料が大幅に上がる

働き方次第では、短期間で給料を大幅にアップすることも可能です。副業が原則認められていない公務員に対し、一般企業では副業や兼業が認められるケースも増えました。そのため、本業と副業・兼業を合わせて収入をアップさせたり、身につけたスキルを活かして独立したり、といった選択肢も広がります。

公務員から転職するときに気をつけること

公務員から一般企業に転職するにあたっては、デメリットも存在します。転職活動をスタートする前に知っておきたい、気をつけるべきことを以下にまとめました。

福利厚生・待遇が下がる

一般企業に転職すると、公務員時代に比べると、福利厚生や待遇が下がる可能性があります。
例えばボーナスです。公務員は毎年ボーナスが規定額支給されますが、一般企業ではボーナスは当たり前ではありません。

自分の出した成果や会社全体の収益、景気によって支給額が左右されます。そもそもボーナス支給のない企業もあります。月給が公務員の頃と同じくらいだとしても、結果的に年収は下がることもあるため、注意が必要です。

転勤の可能性がある

企業にもよりますが、全国への転勤の可能性があります。転勤を避けたい場合には、転職活動の際に「転勤の可能性はあるのか？」「転勤があるとしたら、どの程度の範囲になるのか？」をあらかじめ確認しておくことをオススメします。

安定を失う

一度就職したら基本的には終身雇用である公務員。一般企業では、必ずしも定年まで勤め続けられるとは限りません。景気や企業の業績が悪化すれば、倒産やリストラの可能性もあります。公務員を辞めることで「決められた額の給与やボーナスが支給され、定年まで働き続けられる」環境を失うことになるでしょう。

公務員からの転職が向いている方

では、公務員からの転職が向いているのはどのような方なのでしょうか。転職検討中の方は、自分自身を振り返りながらチェックしてみてください。

スキルがある

異業種でも活かせるスキルがある方は、公務員からの転職が向いていると言えるでしょう。特化したスキルがないという方も、今まで取り組んできた業務内容を振り返ってみてください。

・公務員の仕事を通して身につけたスキルがある
・今までの経験や成果を具体的にあげられる
・人よりも作業が早かったり、同僚から感謝されたりした業務がある

こういった内容が言語化できる方は、転職活動の際も自分の強みとして企業側にアピールできるでしょう。

公務員を下げる発言をしない

公務員からの転職を前向きにとらえ、公務員を下げる発言をしない点も大切です。公務員の労働環境や待遇などに対しネガティブな感情があったとしても、転職活動のときにはポジティブな面を発信しましょう。

「公務員として働いた経験が、今の自分にとって無駄ではない」
「公務員で得たスキルを活かして、一般企業でも成果を出したい」

といった考え方をできる方は、公務員からの転職も進めやすくなるでしょう。

チャレンジ精神がある

一般企業の場合、基本的に利益・成果を出すことが求められます。

・競争心がある
・新しい環境を楽しめる
・成果で評価される場が好き
・新しいことにチャレンジするのが好き

このような性格の方は、公務員から一般企業へ転職しても活躍していける可能性があります。逆に言うと、利益・成果を求められ続ける環境が苦手な方にとっては、プレッシャーになるかもしれません。

公務員から転職、後悔しないためには？

公務員からの転職においては「後悔しないためのポイント」があります。転職を成功させたい方、スムーズに進めたい方は、ぜひ以下の4点を検討してみてください。

初回無料でプロに相談してみる

公務員を辞めることで悩みが解決するのか考える

「公務員に不満があるから、一般企業に転職しよう」という考えだけで転職をすると、いざ転職をしてから「公務員の時とたいして変わらない」「公務員時代の方が自分に合っていた」と後悔する可能性があります。

まずは、自分の悩みを言語化し、理想のライフスタイルやキャリアプランを書き出してみましょう。公務員を辞めることで、悩みが解決するのか、理想を達成できるのかを検討するところからスタートしてみてください。

キャリアプランから逆算して職種を選ぶ

キャリアプランを書き出せたら、自分の理想とするキャリアから逆算して転職先を検討します。

将来のなりたい姿に向けて

・今積むべき経験はなにか？
・どのようなスキルを身につけるべきか？
・本当に今が転職するタイミングなのか？

を考えてみましょう。

本格的に転職活動を始める前に、自分の人生設計を見直す時間を作るのがオススメです。転職の「軸」を作ることで、転職活動中に悩んだ際に原点に戻って来られる、面接の受け答えにも一貫性をもつことができるでしょう。

転職エージェントに登録する

公務員と一般企業では、採用プロセスが大きく異なります。実際に転職活動を始めてみると、戸惑う場面やわからないことが出てくることもあるでしょう。就活の経験のない方ほど早めに転職エージェントに登録するのがオススメです。業界研究や企業のリサーチ、退職前後の対応方法など、転職に関わることを全般的にサポートしてくれます。

ただし、転職エージェントはあくまでも「転職前提」のサービスである点は注意が必要です。「本当に転職する必要があるのか？」「一般企業は自分に向いていないかも」といった悩みが解消できていない状態で登録するのは、避けたほうがよいでしょう。

キャリアカウンセリングを受けてみる

・キャリアに対するモヤモヤがある
・一般企業へ転職してうまくいくか心配
・キャリアプランを1人では思い描けない
・自分のスキルが自分ではよくわからない

こういったキャリアの悩みを抱えている方は、まずはキャリアコンサルタントによるキャリアカウンセリングを受けてみるのもよいでしょう。キャリアコンサルタントは、国家資格を持つキャリアのプロ。転職活動を本格的にスタートする前に、プロと一緒に理想のライフスタイル、キャリアプランを考えるところから始めてみませんか？

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